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<今年のインフルエンザ予想第2弾>

6月23日付のひとり言で今年のインフルエンザについて予想しました

その後のオーストラリアでの流行が気になり調べてみました

 

グラフは今年のオーストラリアの8月28日までの患者数の推移です

グラフを見ると6月の初めころにピークが来て、その後急激に減少しています。例年に比べてピークなる時期が早く、少し多い印象ですが、2019年と比較しても、それほど多くはありません

これはどのように解釈するべきなのでしょうか

6月末頃からオーストラリアでもコロナの新たな波が押し寄せていました。全数把握できているかわかりませんが、感染対策をおこない、その後減っています。それとともにインフルエンザの患者数も減っているようです

この2年の傾向も合わせると、新型コロナウィルスが流行している時は、他のウィルスは流行できない可能性が有り、また、感染予防はどのウィルスにも効果が有りそうです。日本で今年の冬のインフルエンザの流行が有るかどうかはわかりません

オーストラリアのように例年より早く流行るかもしれませんが、欧米人に比較しまじめな国民性の日本人は、政府の対策のいかんにかかわらず、感染対策をしっかりしている人の割合が多いと思いますので、大流行にはならないのではないかと思います

周期的に流行、衰退を繰り返す新型コロナウィルスのパターンを考えると、11月か12月ころからまた新型コロナ感染症の患者さんが増えることが予想されます

その時には全数把握は行っていないかもしれませんが、身近にコロナ陽性者が増え、学校などで流行っていることを実感すると、おのずと感染予防をおこなうと思います

そうすれば、今年もインフルエンザはあまり流行しないかもしれません