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<今年のインフルエンザ>

 2019年から20年のシーズンでは新型コロナウィルス感染症が流行する2月頃まではインフルエンザの患者さんが多数受診していましたが、その後はほとんど流行はみられませんでした。

昨年度2020年から21年のシーズンでは長野県発表の定点観測ではインフルエンザの報告は12例のみでした。インフルエンザ以外のウィルス感染症も軒並み少なかった年でした。

 それでは、今年のインフルエンザはどうなるのでしょうか。

昨年と違うのは、今年の夏は小児の間でRSウィルス感染症が流行していたことです。症状、流行状況から診断でしたが、全国的に流行が見られていたようです。 

季節が逆の南半球ではどうだったのでしょう。昨年の夏はやはりインフルエンザの報告はほとんどありませんでした。今年8月ののオーストラリア、ニュージーランドからの発表でも、インフルエンザの報告はほとんどなく、流行はみられていません。

 今年インフルエンザが流行するのか、昨年と同様ほとんどみられないのか、おそらく誰もわからないと思います。予想は大変難しいです。

現在減少傾向にある新型コロナウィルス感染症は今後乾燥、寒冷の時期に人の動きが重なると、昨年同様再流行することは容易に予想できます。

発熱した時に新型コロナウィルス感染症なのか、インフルエンザなのかの判断は症状からは出来ません。

出来る限り可能性を低くするために、予防接種をしておくことは意義があるかと思います。ただ、新型コロナウィルスに対するワクチンの製造などの影響もあり、今年のインフルエンザワクチンは昨年よりもさらに製造量が少なく、製品の出荷も遅れることがわかりました。接種の意味、必要性については個人個人がよく考えて打つ必要が有ります。 

未だに新型コロナウィルス感染症の無症状、軽症者に対する経口治療薬は承認されていませんので、感染しないことに重点を置かざるを得ないでしょう。

 皆さん、コロナだけではなく、インフルエンザも予防するために、だいぶ飽きてきているかもしれませんが、マスク、手洗い、三密の回避を続けましょう。