トップ > 院長のひとりごと > <喘息とは(3回目)>

<喘息とは(3回目)>

今回はぜんそくの症状についてご紹介します。

さて、「ぜんそく」には、どんな症状があるのでしょうか。

実は、「ぜんそく」には自覚症状はありません。自覚症状が出ている状態は「ぜんそく発作」が起こっているときです。

ですから、正解は「ぜんそく」は無症状です。

では、「ぜんそく発作」の症状とは、どのようなものでしょうか。

おそらく多くの皆さんは、ゼーゼー、ヒューヒューと音(喘鳴)がして、息が苦しくなる、とお答えになると思います。実は呼吸が苦しくなることだけがぜんそく発作の症状ではなく、咳や息切れ、胸苦しい感じ、胸がかゆい感じ、朝方の息苦しさなども軽い「ぜんそく発作」の症状と考えられます。

これらの軽い症状のうちにきちんと治療し、これらが無くなる事がぜんそく治療の最終目標です。また、このような小さな症状の無い状態を維持するために継続した治療が必要です。

きちんとコントロールされた喘息は健康な方と同じ生活が送れます。